図書館で借りて読了。自身の生い立ちや修業時代、亡命の顛末といったライフヒストリー、演奏論、音楽論など率直かつ分かりやすく語っていて非常に興味深く読めた。
 1流ピアニストだから子供のころから神童で、というわけでもなかったのね。リヒテルへは結構辛口コメントが多いのも面白い。
 クラシックファンはもちろん、そうでない人も読み物として十分楽しめるかと。
 余談。飼い猫がカワイイ。