キンドルで購入。英語は少し読みにくい。医術と哲学の対比から始まり、ヘレニズム時代の重要性、エピクロス派・ストア派懐疑論者等々の比較、タイトル通り欲望への処世と、中身は盛りだくさん。後半英語的にちょいとつらくて十分理解したとは言えないけど、タメになりました。
 でも、ヌスバウム面白いし賢者だとは思うけれど、ニーチェ的な意味での突き抜けた哲学的深度は感じない。そこはどうしても「こちら側(此岸)」の哲学者という感じがするね。
 やはりストア派重要だよな……。日本語で読めるいい文献ないかね。