ツイッター上でかなり評判が良さそうなので、数日前にたまたま有休取ったので昼から上映があった川崎チネチッタに行って『若おかみは小学生!』観てきた。
 全体的に適度にアニメ的な誇張がありつつバランスよく抑制の効いた描写で、なるほど評判通り丁寧な作り。ギャグやユーモアもはさみながら、子供の成長物語と、それを見守る大人たちがこれまた自然でスッと入ってくるのは、脚本と演出が上手いからか。最後は過度に感傷的でなく、でも感動的に涙を誘う終わり方だったのも良い。周りの子供たちも序盤の笑い声多めから、最後は泣いている子も何人かいたようだし、ヴィヴィッドな良い反応をしていた(私も最後は泣きました)。
 これは確かに子供だけじゃなくて大人が観ても楽しめる優れた映画だわ。しょうもないテレビドラマの映画版や「青空映画」じゃなくて、派手さはなくて宣伝も多くないけど、しっかり丁寧に作られて胸を打つ映画がヒットして欲しいので、是非観に行きましょう。