飯田橋のイタリアンへ。

 塩釜のマグロとカブとカラスミ(と何か葉っぱ的な野菜)、菊芋スープ白トリュフかけ、白甘鯛の揚げ焼きとその出汁とキャベツ、デンスケ穴子フリットと生ハムとゆで卵、うさぎのタリアッテレ、フランスの羊とほうれん草、デザート。

 アナゴが美味かった。それよりも特筆すべきは野菜の美味さ。前回と同じ菊芋スープだけでなく、マグロの付け合せのカブ、羊の付け合せのほうれん草は凄まじい美味さだった。行きつけの割烹や定期訪問の訪問のフレンチで食べる最高の野菜と全く遜色ない。

 さらにワイン。今回は各種中欧のワインでそろえたペアリングが素晴らしく、特にチェコのワインは経験したことのない花のようなかぐわしい香りだった。食後酒のグラッパがこれまた美味い。アルコールの尖りは皆無で何とも言えない心地よい余韻。全部のお酒が余計な夾雑物がない綺麗な味でスイスイと飲めてしまう高品質なのは見事だ。

 オシャレすぎる雰囲気と客層にイケメンシェフと可愛らしいマダムのお店というどアウェイな条件だが、この質の料理を食べられるのなら今後も定期訪問決定ですな。財政的事情で2か月に1回程度になりそうなのがちと残念。金がもっとあればなぁ。