新刊で購入。やや柔らかい語り口で、テーマ自体は真面目町山路線だが文体はギャグ町山より。ラジオやyoutubeで耳にする、映画知識をこれでもかと引き出しながらのマシンガントークの町山さんしゃべりを再現したような文章で、読んでいて楽しかった。
ちょいと量が少ないのは残念だが、また1冊良い映画評論が増えましたね。
アマプラで。行きつけの割烹の店主(映画好き)に何かの折に勧められていて、サエボウさんの本にも出てきたのでこりゃ観なきゃなと。
これは確かに地味だけど良い映画だわ。淡々と平坦な生活が続き、そのまま村全体が老いて朽ちていくかというところで、ちょっとした幸運から最高の晩餐会が開かれ、幸福に満ちたひと時が広がる様はとても美しい。
その幸福は多分永続的なものじゃないんですよ。でも、そんなことは分かっていても、類いまれな得難い祝福が確かにあったというだけで十分じゃないですか。老人たちの美味しそうに料理を食べる表情ったら、みていて本当に笑っちゃうくらい分かりやいのがこれまた素晴らしい。
こういうちょっとシネフィルが好きそうな(普段は観ない)映画も良いもんは良いんだね。堪能しました。
全て図書館で借りて読了。
良い鍋が欲しくて、ストウブの24cmラウンド鍋を購入したので、とりあえず何冊か眺めてみた。
正直どれも内容は大差ない。しいて言えば大橋さんの本が比較的私には役立ちそうだった。
何度か使用した感じでは、煮たり蒸したりには確かにストウブ鍋は威力を発揮しそう。無水調理、低温調理をするには便利かと。半面、どの本にも紹介されている揚げ物や炊飯は(実際試してないが)優位性はそんなにないのでは。炊飯はもうすでに決定版があるしね。
ストウブ鍋は予想以上に重い(24センチともなると、貧弱な棚には絶対に置けないほど重い!)し、とにかく何でもストウブでやる必然性は、少なくとも私は現段階では感じない。
次は筑前煮かポトフ的なものを作る予定。
余談。24センチはかなり大きめ。1人暮らしなら20センチで十分かも。大橋さんもyoutubeでは最初は20センチを勧めたし。ただ、作り置きである程度量を作りたい場合は、逆に20センチだと少し小さそうなんだよなぁ。難しいとこだ。