行きつけの割烹へ。

 マルイカ刺身、シロギス塩ゆで、シロギス天ぷら、とうもろこし天ぷら、焼きナスとブロッコリーとトマトのシロギス出汁和え、シロギス出汁の出汁巻き、カサゴ煮つけ、イカゲソとパプリカとトマトのイカスミ炒め、カサゴ炊き込みご飯。

  昨日釣ってきたイカが素晴らしかった。キスとカサゴは相当古いという話だったが、全くそれを感じさせない美味さ。

 これほどの比類なき料理が食べられるのに、お客さんが少なくて困っているというのが信じられん……。

tabelog.com

 しばらく前にテイクアウトで。ノーマルとチーズとバターチキンの3つを購入。カレーはどれも辛さ控えめ。もう少し辛い方が好み。パンはカリカリ寄りで美味しかった。3つの中だとノーマルが一番良かったかな。値段がちょい高いが、おやつ代わりに食べるには良いかと。

 

 キンドルで購入。前著に続き、声なき声をすくい上げる少しだけ偽悪的なテクスト群。これまた前著に引き続き取り上げる植松事件など、単純なウェブ論壇的話題だけじゃなく、テーマとして本格的で大きなものもあるよ。
 権威主義体制の民主主義に対する優越は、侵略戦争を仕掛けたロシアやゼロコロナでダメージを負う中国の今現在を見ると、その診断は幾分早計だったか。自由を重んじるがゆえに紐帯が薄れていくジレンマを指摘するのと同じく、政治体制もある面で優れていても(政策展開が早いetc)、他の面で劣る(独裁者の暴走を止めるのが難しい)という、ある意味当たり前の事実を念頭に置くべきだったか。
 筆者の言説は一部の人が言うような悪質な反動的アンチフェミ、憎悪をあおるデマなどではなく、検討に値するものであることは間違いないと思う。党派的に叩くのでは意味がない。正面から対峙して答えるべき内容を持ってる。
 まさしく氷河期世代の独身限界中年男性という私のような人間だけでなく、社会批評めいたことに関心があるなら、読む価値は大いにあり。

 

 キンドルで購入。現代の見過ごされた人々=「透明な存在」をテーマに、ジャーナリスティックなデータなど使いつつ幾分露悪的かつモラリスト的になされた社会批評。私は結構説得力を感じた。特に良かったのは橋本徹ルサンチマン論とホームレスのおじさん話かな。
 ツイッターよりもずっと真面目でネタ度低いのは良いのか悪いのか(個人的にはもっとふざけてもらった方が良い)。
 おそらく系譜的は呉智英夫子的な論客だと位置づけられるか。不満なのは、呉夫子にとっての孔子のような核がないことと、自身の分析を古典や過去の言説と結びつける要素がほとんどないこと。これができれば、観察眼がある文章のうまい単なるネット論客以上の君子となれるのに。

 

 キンドルで購入。在日外国人の食文化読み物ですかね。店の探し方だけでなく、ちょっとした調べものの方法は参考になった。具体的店名はそれほど出てこないし、料理(やその味)の解説もあまりないのでレストランガイド・グルメガイド機能はそれほどないかと。