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 開店直後に。書籍やネット上の評判で、入る前から覚悟はしていたが、店内相当汚い。おまけに隙間風で寒いし、イスはガタガタだし、環境的には最悪レベル。ただ、店主は愛想は良くないけど、たまにつぶやくぐらいで、そんなにブツブツ言ってなかった。
 トンカツ定食(2300円)を注文。看板に書いてある通りに、注文から30分ほどして出てくる。ご飯におしんこ、みそ汁という構成。
 トンカツは分厚くてほとんどブロック状。にも関わらず、芯まで均一に火が通っているのは、特殊な揚げ方のせいなのだろうか(これって結構凄いんじゃなかろうか)。脂は多少はあるものの少なめ。
 噛むと中から肉汁が多く出てくる。美味い。肉も柔らかいし、揚げ時間長くてもっと脂っぽいかと思ったけど、全然そんなことない。
 調味料は、塩、醤油、ソース、ケチャップ、レモン汁が備え付け(今回ケチャップとレモン汁は不使用)。ただし、全部市販のモノっぽい。しかも、塩・ケチャップ・レモン汁なんて、スーパーに売ってるやつそのままだし、触ると油でべっとり。それはともかく、この中では、醤油が一番相性が良いと感じた。
 ご飯やおしんこは普通だが、みそ汁はいまいち。付け合せのキャベツは素人が切って出したようなやる気のない千切りだったのは減点。
 総評としては、環境など色々大きな不満点あるものの、メインのトンカツは、値段は高いが、一度食べてみる価値は十分ある。評判どおりの、こだわっているんだかないんだかよく分からない、不思議な感じの個性派トンカツ屋でした。