東海道五十一駅 著者 小谷野 敦

東海道五十一駅 著者 小谷野 敦

 図書館で借りて読了。表題作も、病気の書きぶりが読んでいてこっまで気分が悪くなってでいいのだが、「ロクシィの魔」が私は面白かった。頭のおかしいおねーちゃん話は、自分に降りかかったらシャレにならんが、他人の話だと笑い転げながら楽しめる。あとがきでは、どこまで実話に基づいているかはぼかされているが、その内はっきり書いてもらいたい。
 書いたら訴えられると言われているから書けない元の奥さん話、これだけ色々自分のことをブログや書籍でさらしているのに、そこだけ欠けているのは、何とももどかしい。読みたいなぁ。誰か奇特な金持ちが賠償金用意してあげたら書いてくれるかな。