- 作者: 金田純一郎,小川環樹
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1995/07/01
- メディア: 文庫
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基本的には戦争での陣地取り合い。で、負けるほうは大抵敵を侮ったり短気を起こして無謀にも突っ込んでいったりして負けてるんですよ。しかもほとんどの場合、まともな人がアドバイスしてくれてるのに。酷いのになると、そのまともな人殺したり左遷したりしてます。
劉備は横山光輝マンガの影響で、何となく温厚な人っぽく思ってたけど、かなりヤクザっぽい短気なところもありますな。あと、トータルで最強なのは多分趙雲。一番無双してるでしょう。
最後は結局、魏・呉・蜀どれも残らないのも知らなんだ。
結構ボリュームもあるけど、楽しくて一気に読めます。さすがの面白さ。
余談的に気になった点。大体兵隊繰り出すときは、万単位、多い時は10万単位で動員してるんだけど、いくら昔のシナが人口多かったとしても、10万人20万人の軍隊で本当に戦争してたのかな。いくらなんでも数多すぎでない?輸送手段や食料だって、そんだけの数いたら、当時の技術水準だと支えきれてたのか疑問。シナお得意の誇張なんでしょうか。