オノリーヌ: バルザック・コレクション (ちくま文庫)

オノリーヌ: バルザック・コレクション (ちくま文庫)

 図書館で借りて読了。3作ともバッドエンド。後ろ2つの作品は、曲がりなりにも幸福な時間があった後の悲惨な結末だからね。なおさらラストが引き立つ。そのうちでも、「二重の家庭」が一番救いがなくて良い。
 ポーセアン夫人って『ゴリオ爺さん』に出てくるらしいんだけど、名前しか覚えてなかった……。
 この調子で、文庫本で人間喜劇全部出してくれれるとありがたいのだが。