図書館で借りて読了。著者の誠実さは伝わってくるが、主張自体は疑問を感じるものも多い。なんで「士農工商〜」が糾弾されなきゃいけないのか私には結局理解できなかった。
 とはいえ、麻生太郎野中広務に対して言い放った紛うことなき悪質な差別発言は何でもっと批判されなかったのか。その点を批判しているのは激しく同意。
 本書で価値があるのはそういった主張ではなく、過去の糾弾例紹介だろう。有名なものから全然知らないものまで沢山出てきて興味深い。21世紀に入ってからの例がないのが残念か。