- 出版社/メーカー: エイベックス・ピクチャーズ
- 発売日: 2010/07/23
- メディア: DVD
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美しい絵。生き生きした(アニメイトされた)キャラ。エンディングの比類なき美しさ(これがまた泣けるんだ。コトリンゴさんの音楽最高!)。すべて『この世界〜』に通じるものがありますね。
これが興行成績が振るわなかったというのはちょっと信じらんなれない。でもやはり作品の力でしょう、派手ではないもののじわじわと評価され、それがめぐりめぐって、結局双葉社の人がこれを観ていたおかげで『この世界〜』が片渕監督でアニメ化できたわけですから。ミューズの神のご加護かと。
芸術家という存在は1作でも傑作を残せればある意味十分なわけです。そしてそれが2作以上ならば、そういう場合こそ「天才」の称号を使うべきなのでしょう。地味(失礼!)で誠実な片渕監督にはこう言われるのは似合わないかもしれないけれど、私の中では(少なくともアニメ監督としては)この2作で宮崎駿と同格かそれ以上の作家に位置付けられました。
というわけで必見です。いや〜大きい画面と良い音響の劇場で観たい。と思っていたところに、復活上映にニュースが。チケットとれるかな……。