- 作者: 古川勝久
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2017/12/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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国連の内幕ドキュメントとしても貴重。全然仕事しない高給取りのクソ官僚も沢山いれば、ロシア・中国だけじゃなくてイギリスやフランス、アメリカというどちらかというと味方に近い国が時としてゴミっぷりを発揮することもあり、国際政治というクソダメを凝縮したような腐敗ぶりが良く分かる。
安心してください。日本も負けず劣らず、小役人どものやる気のなさとしょうもないルールでせっかくの摘発チャンスを逃したりしてます。司法の証拠書類が規則上コピーできないから国連に出せないって、どんだけ硬直した官僚主義なんだと絶望的になる。
大富豪のスカッドミサイルを自ら分解させてもらって調査する下りはルポとしても抜群にオモロ。
日本国内にいる北朝鮮のフロント企業やその協力者の存在は、日本の公安警察や軍事組織がちゃんと監視してくれてるんですかね。心配。
かなりボリュームあるし、固有名詞も多くて読むのがだるい部分もあるけど、そういう部分は私のように斜め読みしても非常にたのしく読めること請け合い。オススメ!