魚味礼讃 (中公文庫BIBLIO)

魚味礼讃 (中公文庫BIBLIO)

 

  古書店で購入。

 結構ディレタントな文章は鼻につかなくはないが、なかなか達者な書きぶり。情報は古くなったが、魚の美味しさにつては本質を突いた内容だと思う。

 なんでそんな偉そうなことが言えるかというと、行きつけの割烹の天才料理人と同系統の思想だから(ちなみに、彼に読んだか聞いてみたら「どうだろうな……。ひょっとしたら読んだかも」とはっきり覚えていなかった)。

 残念ながら著者はすでに亡くなってしまっているが、現代でもこういう本質的な味を追求する料理人が存在しているのは喜ばしいことだ。