30回目の『この世界の片隅に』鑑賞は土浦セントラルシネマズで。さらに続けて新作『つるばみ色のなぎ子たち』予告編、『マイマイ新子と千年の魔法』、再度『つるばみ色のなぎ子たち』予告編、監督挨拶にQAに恒例ジャンケン大会。

 2作品の偉大さはもう語る必要もないと思う。メンタルダウン後初鑑賞でどんな感触を受けるかある意味楽しみだったが、依然と同じく大感動したし、何度見ても少し違ったポイントの味わいが発見できて、傑作という存在の底知れなさを再認識できたし、自らの精神の在り方が回復し「ひょっとしたら良い方に変化している?」とさえ感じられた。

 監督の新作に関するお話も興味深いことばかりで、結構しっかり時間を取って色んな事が聞けたのはラッキー。

 いや、新作の予告編はスクリーンで観ると凄いですよ。youtubeで観ても十分良かったけど、良い音響の映画館で聞く音楽と音の迫力はもちろん、単純に絵の美しさが滅茶苦茶に凄い。監督QAの時の話では、緑や青の表現が技術的な進歩でよりきれいにできるようになったらしい。

 片渕監督祭りとでも言いたくなる大充実の内容でした。お客さんは残念ながらあんまり多くなかったけど、是非この機会に多くの人に大傑作2作品(3作品と言っても良いかも)を観てほしい。土浦に行ける人は行くべし。新作の現バージョンの予告編を映画館で観られる機会もどうやら貴重なものらしいので、その意味でも是非是非。

 私もあと1回、監督挨拶回に行きたいなぁ。17日行けるかなぁ。