嗅覚異常が出たということで、一応コロナ検査キットで調べてみたら陰性だった。症状からしてもコロナの可能性は低そうなのは朗報なのか。

 検査自体は数日前にやったので、まあそれならということで定例中国茶会に数日前に行ってきた。

 今年の新茶を飲ませてもらう。美味しいことは分かるのだが、いかんせん香りが10%くらいしか判別できなくて、緑茶の鮮烈な香りが分からないのは悲しかった。

 コロナのときは10日くらいである程度嗅覚は回復したので、今回もそのくらいかかるかなぁ。まだ埃まみれ状態は数日続くので、それで長引くのは避けたいものだ。

 行きつけの割烹へ。天ぷらの日。

 パプリカ、スズキ、カブ、ナス、ズッキーニ、アマダイ、トラギス、アジ、ミョウガ、シイタケヨシエビ詰め、ゴボウ、タチウオ、オニギリ。

 各種魚はさすがの美味さ。香りがほとんど感じられず、各種素材の味を十分に賞味できなかったのがもったいない。

 オーバーブッキングやら遅刻やらハプニング多めだったが、商売繁盛で本当のどん底は脱したか。でも非常に経営が厳しいことには変わらないからなぁ。今しばらく通うペース上げないといけないのは続く……。

 

 昨日のフレンチ、美味しかったんだけど山菜のサラダとセリのスープの鮮烈な香りが例年より弱かったような気がした。

 で、翌日どうも違和感感じると、鼻が明らかに効いてないことに気付く。オフィス移転の作業でホコリまみれになり数日前から鼻水がでて軽い鼻かぜのような状態だったのだが、おそらくそのせいで山菜の香りが分からなかったのだろう。

 コロナになったときのような高熱などはなく、多少喉が痛くて鼻水でるだけなので、コロナによるに嗅覚異常じゃないと良いのだが……。

 定期訪問のフレンチへ。

 山菜のサラダ、セリのスープ、ホワイトアスパラとハマグリとタケノコ、サクラマスとトレビス、ビゴール豚、短角牛、デザート。

 ホワイトアスパラ美味いなぁ。

 普段は他の肉に比べると、牛肉は好みもあって(美味くはあるが)感動レベルの美味しさはあまり感じないのだが、この日は外側の香ばしさと内側のレア気味の火の通り具合が絶妙で、素晴らしかった。

 顔なじみのお客さんとも軽く談笑して、たまった疲労も少しは抜けたかな。

 ただちょっと気になる点が……。(翌日へ続く)

 オフィス移転作業で肉体労働が続き、筋肉痛がひどくなってきた。午前中は重いもの持てなくなるくらいだったけど、何とか乗り切りノルマは達成できた。これなら今週なんとかしのげそうだ。

 周りも同じようなことしてれば気にならないんだけど、どうも動きがノロマで何も考えてないように見えるから、ついついイライラしてしまう。他人は他人と割り切るのはなかなかに難しいものだ。

 図書館で借りて読了。

 行きつけの割烹で知り合った人に勧められて。

 著者の幼少期から現代まで、料理とそれにまつわるエピソードを感傷的過ぎずかといってドライでもない文章で綴った短編集。プルーストのマドレーヌ的な喚起力をもって、見事に家族のつながり、少数民族・移民の悲哀、そしてなにより料理とそれを生み出すテロワールを立ち現れさせてくれる。

 翻訳も見事。練達の筆力を堪能できた。