トンデモ本の世界X

トンデモ本の世界X

 新刊で購入。シリーズのどの本もそうだが、基本的に山本会長の書いた部分は質が高い。本書も同様。笑える度が高いものがそれほど多くないのは残念だが(大川隆法の部分が昨日の『トンデモ本の大世界』とほぼ同内容だけれどもオモロ)、ツッコミは的確すぎて読んでいてにやけてしまう。
 個人的には、『食品の裏側』を以前読んで、内容を肯定的に受け止めていたことが結構間抜けだったと大いに反省した。『食卓の向こう側1〜4』の紹介とあわせて、(特に食物に関して)漠然とした自然志向を持っている人間(中途半端なインテリ気取りに多い気がする。「何となくリベラル」な人々というか)は是非読まれたし。非常に勉強になる。