新刊で購入。こちらは前著と違い、ある意味普通の話題が多くて中身も分かりやすい。論脈にひたりついて議論を解釈するって、哲学を多少かじった私も苦手だし、ついつい立場を既存の枠組みに分類して賛成したり反対したりしてしまうってのは、よくよく反省しないといけない。そもそも条件法的思考だったり、使用と言及の区別だったり、事実と概念の区別って、ある程度練習しないとできないだろう。練習してもついつい間違えちゃいます。
 哲学をするというより、知的に思考するってのは上記をすることにある意味ほかならないわけだからね。
 まあ人間は思考するより政治・権力闘争する方が得意で好きなんだろう。
 2冊の本が出た後にも大量のツイートを日々生産していることを考えると、将来の永井哲学研究は大変そうだ。