図書館で借りて読了。

 相手はバラエティに富んでいるが、昭和芸能、サブカル、マンガ、お騒がせ系芸能人、と著者のメインフィールドはほぼ網羅しているか。格闘技とプロレス関係の人がいないけど、時折ふと話が出てくるのが面白い。

 単純に内容が興味深いだけじゃなくて、資料性が高いのも相変わらず。冒頭の川添氏のインタビューなんて、文化史的にも貴重なものなのでは。

 いくつかはかなり昔のインタヴューも入っているが、恐らくは相手がお亡くなりになってようやく公開できたのだろう。

 吉田さんのライフワークと言ってもいいこのシリーズ、省略された部分も補完して、かつ本になってないお蔵入り分も追加して、将来的には完全版をまとめて出して欲しいなぁ。

 「ボクが死んで10年したら公開して」みたいな形で用意するのでもいいので、何とか検討してほしい。絶対貴重な資料になるので。