- 作者: 勝守真
- 出版社/メーカー: 勁草書房
- 発売日: 2009/02/24
- メディア: 単行本
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永井パートは、正直難しくてよく分からん。ある種の2人称的視点を持ち込んで〈私〉の分析しているようだが、話が複雑になるだけのような気が・・・。
大して、大森パートは非常に良くできていて面白かった。大森過去論への批判としてとても真っ当で強力な議論を出来ているし、色々思考を誘発してくれる優れたものだと思う。大森がふと実在論の語りを持ち込んでしまうというのは、永井さんも書評(確か『〈私〉の存在の比類なさ』に入ってたはず)も指摘していたかな。
本の半分しか読んではいないけれど、ちゃんとした哲学書でなかなか読み応えがあると思います。