図書館で借りて読了。

 参照できる数字データで私のようなオッサン亜インテリのステレオタイプを解毒してくれる良い本。さらに実際子供や中高生向けの本を読み込んで特徴を提示してくれているのも、貴重な仕事だろう。

 結局本読むか読まないかも、遺伝が結構効いてくるというのは知らなかった。知能や運動能力と同じく、そういうところにも関係してくるのか。

 大量に出てくる具体的な本のほとんどが、その存在すら知らないものが大半だった。ボーカロイド小説なんてものもあるんだねぇ。

 本書も旧ツイッターで評判を見かけて読んでみた。面白そうな本を見つけるツールが大分変ったのをしみじみと感じる。

 あ、本書はTikTok書評についても分析あります。ということで、本を多少読む人なら自身のマイノリティバイアスを中和するためにも役立つし、読む価値ありでございます。

 1人の猫好きとして、遅まきながら著者の亡くなった愛猫にご冥福をお祈り申し上げます(あとがき参照)。